賃貸を選ぶ際に重視する項目の一つが専有面積だという方も、多いのではないでしょうか。
実際に部屋がどれくらい広いかで、見た目の印象や住みやすさが変わります。
その際に覚えておかなければならないのが、バルコニーは専有面積に含まれないという点です。
なぜ、バルコニーは専有面積に含まれないのでしょうか?
バルコニーの話の前に……そもそも専有面積って何?
専有面積とは、専有部分の床面積を計算したものです。
では、専有部分とは何なのでしょうか。
平たく言えば、入居者が自由に使うことのできるスペースのことを指します。
一方、賃貸アパートの廊下やごみ捨て場、駐輪場など、みんなで使うスペースを「共用部分」と言います。
さて、専有面積を求める方法ですが、2種類あることをご存知でしょうか。
表記が壁芯面積の場合、壁の厚みの真ん中から内側のスペースの面積を指します。
一方、表記が内法面積の場合、壁の内側の、実際に使用できるスペースの面積を指します。
つまり内法面積より、壁芯面積の方が広めに表記されてしまうのです。
バルコニーは専有面積に含まれない!
さて、ここからが本題です。
バルコニーは専有面積に「含まれません」。
バルコニーは入居者の自由に使えるスペースのはずなのに、なぜ?と思う方も多いでしょう。
実は、バルコニーは入居者の自由に使えるスペースとは限らないのです。
災害時、バルコニーは避難経路となり、ほかの部屋のバルコニーを使って、避難することになります。
そのため、いかに自分の部屋のバルコニーといえども、避難の妨げとなるようなものの置き方をすることはできません。
バルコニーを専有面積に含める業者に注意!
ここまで見てきたように、バルコニーは専有面積に含まれません。
ところが賃貸ではまれに、バルコニーを面積に含めて表記する不動産屋もいます。
面積の表記に「約〇㎡」といった、曖昧な書き方をしていたら、注意が必要です。
専有面積にバルコニーの面積を足して、さも広い部屋であるかのように装っている可能性があります。
そのような業者は、他にも何か後ろめたいことをしている可能性もあるので、注意が必要です。
専有面積に含まれないのはバルコニーだけじゃない!?
実は、専有面積に含まれないのは、バルコニーだけではないのです。
ロフトも、専有面積には含まれません。
なぜなら、ロフトは居住用のスペースではなく、扱いが屋根裏収容になっているからです。
ただロフトは高さや面積の条件によっては、居住スペースとみなされて、専有面積に含まれることもあります。
まとめ
バルコニーやロフトは専有面積に含まれません。
賃貸を探すときはそのことを理解し、部屋の専有面積が、いったいどのスペースの面積に対する表記なのかを、はっきりとさせておく必要があります。
またバルコニーは専有面積に含まれず、避難経路として使うので、必要以上に物を置かないように、普段から心がけましょう。
私たちトラスト・レジデンス神保町本店では、東京都江東区を中心に賃貸物件を豊富に取り揃えております。
賃貸物件探しの際はぜひ、当社までお気軽にお問い合わせください。