賃貸物件の契約には、一般的に敷金と礼金が必要ですが、これらを不要としたゼロゼロ物件が存在します。
学生などは、少しでも支払いが少ないほうが嬉しいものですが、支払わなくて良いのか不安になる方もいるでしょう。
本記事では、ゼロゼロ物件とはなにかと、そのメリットや注意点について解説します。
敷金や礼金を必要としない賃貸を、ゼロゼロ物件と呼んでいます。
スマートフォンで簡単に賃貸物件を探しながら、比較できるようになったことで、競争が激しくなり賃貸に空室が増えています。
空室状態を解決するために、初期費用を無くし、借り手を増やして空室対策にしています。
敷金や礼金がないと、お得感があり条件が悪くなければ借りたいと思う方も多いのですが、メリットだけでなく注意点もあります。
このような物件を見かけたら、すぐに飛びつかずに下調べをしてから契約することとをおすすめします。
賃貸のゼロゼロ物件のメリット
敷金や礼金がない分、引っ越し費用や家具などの購入費にあてられることがメリットです。
近隣から引っ越す場合は、料金も高額にはなりませんが、県外など遠方から引っ越す場合には運送料が高くなります。
金銭的な負担を軽減すれば、新生活の準備費に回せるため、貯金が少なくても引っ越しやすくなるでしょう。
移動や転勤で急に引っ越しが必要になったときでも、負担が軽くなるので安心です。
また、ゼロゼロ物件であれば、賃貸のグレードアップもできるため、角部屋や上層階など、こだわりを持った賃貸を探すことができます。
賃貸のゼロゼロ物件の注意点
賃貸のゼロゼロ物件を契約する際には、いくつかの注意点があります。
敷金・礼金が0円の代わりに、火災保険や保証会社への加入金、前家賃、クリーニング代金などが必要になるケースがあります。
また、築年数が経過しており建物自体が古い場合や、スーパーマーケットやコンビニが近くにない、駅やバス停までが遠いなど立地に問題があるケースも少なくはありません。
最後に注意したいのが付帯事項の解約内容にある、賃貸物件を退去するときの予告期間です。
一般的に、解約予告期間は1か月前になっていますが、敷金・礼金を0円にする代わりに、解約予告期間を2か月前で設定している賃貸もあります。
忘れずに解約通知をしないと、1か月分の家賃を支払って退去しなければいけなくなるので注意が必要です。
かならず契約書の付帯事項には目を通して損をしないようにしてください。
これらの条件を汲んだうえで、予算的に妥当であると納得できるのであれば、賃貸としてはお得と言えます。
まとめ
ゼロゼロ物件は、初期費用を抑えながら必要な物の購入に回すことができるお得な物件ですが、注意点もあります。
ゼロゼロ物件のメリットだけでなく、注意点を理解して新生活を始めることをおすすめします。
不明なことは不動産会社に相談し、予算にマッチした物件を探しましょう。
トラスト・レジデンス神保町本店では、神保町・小川町の賃貸物件を豊富に取り揃えております。
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