賃貸物件を決めるときには、様々な不動産用語が出てきます。
聞き慣れない言葉が多く戸惑うこともあるかもしれませんが、基本をしっかり理解していればスムーズに契約が進みます。
たとえば初期費用の中には敷金、礼金、仲介手数料の他に日割り家賃と前家賃もあるので今回は日割り家賃と前家賃についてとご紹介します。
日割り家賃と前家賃
賃貸物件を借りる時に出てくる言葉のひとつが日割り家賃と前家賃です。
どちらも契約時に初期費用として払わなければなりませんが、ふたつの違いはどこなのでしょうか。
不動産用語①日割り家賃とは
入居した日が月の途中である場合に発生する、家賃を日割りした賃料のことです。
計算方法は家賃を入居する月の日数で割って、入居日から月末までの日数をかけた分の金額です。
例:入居日が3月20日だった場合
3月20日から31日の入居日数12日分を支払うので、1ヶ月分の家賃÷31日(3月の場合)×12日(3月の入居日数)です。
不動産用語②前家賃とは
家賃が発生した月の翌月の賃料のことです。
例えば3月20日に入居した場合、4月の家賃のことをいいます。
賃貸契約時に他のお金と一緒に初期費用として払わなければならないので「前家賃」と呼んでいます。
家賃は前月末日までに翌月の分を前払いする取り決めがあるのが一般的なので、契約時に少し早く翌月分を払う必要があります。
日割り家賃を初期費用に含ませない方法
トータルで考えれば金銭的に損をするわけではありませんが、引っ越しにお金がかかりますし、なるべく初期費用は抑えたいですよね。
入居日を月初めにすれば、前家賃を徴収しないという大家さんもいます。
1ヶ月分を契約時に払わなくてすむので少し余裕ができるのではないでしょうか。
また、入居日を月末近くにして日割り家賃を少なくする方法もあります。
ただし、日割り家賃、前家賃の慣習は地方や不動産会社によって違うので事前に確認することをおすすめします。
家賃は大きなお金ですから、工夫次第で初期費用を変えることができます。
賃貸契約時には引っ越し日時に余裕を持って計画を立てることが大切です。
まとめ
賃貸物件契約時には様々な手続きがあり初期費用がかかってきます。
不動産用語を正しく理解することで、家賃に対してどれくらいのお金を
最初に払わなければならないのかが分かります。
疑問に思うことは不動産会社に遠慮なく質問して、資金計画に余裕を持つことが重要です。
トラスト・レジデンス神保町本店では、都心エリアの賃貸物件を多数取り扱っております。
不動産探しで何かご不明な点等ございましたら、お気軽に当社スタッフまでお問い合わせくださいませ。