多くの賃貸契約書には、「共益費・管理費」「鍵交換代」「火災保険料」などの項目があります。
「よく分からないけど、賃貸契約書に書いてあるから支払った」という経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、賃貸契約書に書かれている不動産用語の意味をご紹介します。
賃貸の不動産用語1 共益費・管理費
共益費と管理費は微妙に異なる
共益費と管理費は、似ているようで微妙に異なります。
共益費は「賃貸物件の共用部分を維持・管理するために使われる費用」のことで、たとえば廊下にある外灯やエレベーターなどを維持・管理するために使われます。
一方で管理費は「賃貸物件全体を維持・管理するために使われる費用」のことで、たとえばマンションの管理人の人件費などに使われます。
共益費と管理費の厳密な使い分けはされていない
共益費と管理費は微妙に異なっていますが、厳密な使い分けはされていないので、「共益費も管理費も賃貸物件を維持・管理するためのもの」と考えて差し支えないでしょう。
賃貸の不動産用語2 鍵交換代
新築の賃貸物件に初めて入居するという場合は別ですが、通常は前に部屋を借りていた人がいます。
鍵を交換せずに入居した場合、前の入居者がスペアキーを使って不法侵入する可能性が出てきます。
そうしたトラブルを避けるために行うのが鍵交換で、それにかかる費用が鍵交換代なんです。
ただ、鍵交換は必須ではなく借りる人の考え方次第なので、交換しなければ当然費用も発生しません。
賃貸の不動産用語3 火災保険料
火災保険に入らないと賠償請求される可能性がある
通常の賃貸契約には、退去時に「原状回復する義務」が記されています。
万が一、入居中に火事を起こして部屋を借りたときの状態に回復できなくなった場合、大家さんは入居者に対して損害賠償を求める可能性があります。
しかし、そんな多額の費用をサッと用意するのはとても難しいですよね。
ほとんどの賃貸契約書に火災保険への加入が義務づけられているのは、入居者に多額の賠償金を背負わせないようにするためです。
家財を守るタイプの火災保険もある
隣家から出火して家財が燃えてしまった場合、出火の状況によっては隣人に損害賠償できない可能性があります。
そのような他人の失火で被害を受けた家財を補償してくれるタイプの火災保険もあるので、そちらも一緒に入っておくと安心です
まとめ
以上、「共益費・管理費」「鍵交換代」「火災保険料」などの不動産用語についてご紹介しました。
いずれもよく見聞きする用語なので、知っておくと部屋探しや契約時にきっと役立つでしょう。
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