千代田区のほぼ中央に位置する神保町(じんぼうちょう)は、「本の街」と言われるほどたくさんの本屋さんが建ち並ぶエリアとなっています。
東京には「○○の街」と言われるエリアが多数ありますが、その中でも神保町のように本の街と言われるエリアはほとんどありません。
今回は、神保町がなぜ本の街と呼ばれるようになったのかという理由と、このエリアでおすすめの本屋さんをいくつかピックアップしてご紹介します。
神保町が本の街と呼ばれるようになった理由とは
神保町は、もともと出版社や書店・出版関連の卸問屋取次店などが多い街でした。
また、周辺には大学や専門学校も多数集積していることから、様々な書籍を扱う本屋さんが増えていったのです。
現在、神保町の本屋さんの数は200店舗近くあるそうで、中には古書店街と呼ばれるほど長い歴史を持つ店舗もあります。
神保町の本屋さんの特徴は、新書だけでなく各書店が洋書・専門書・文庫・文芸書など、専門分野に特化した本を扱っていることでしょう。
特に古書に関しては、都内の他エリア以上の取り扱い数を誇っており、「古い本を探すなら神保町の古書店街に行く」という方も少なくありません。
他にも、神保町では本に関するイベントも開催されるので、本好きの方にはたまらなく魅力的な街ではないでしょうか。
本の街 神保町でおすすめの本屋さん3選
続いては、神保町にあるおすすめの本屋さんをご紹介します。
神保町駅から徒歩3分ほどの場所にある東京堂書店は、3階建ての比較的大きなビルです。
一見すると「割と最近できた本屋さんかな?」と思うかもしれませんが、実は1890年(明治23年)創業という老舗書店なのです。
1階にはカフェが併設されているため、店内で本を購入したら、こちらでお茶を飲みながらゆっくり読書に耽るのも良いでしょう。
神保町駅から徒歩1分ほどの場所にあるブックハウスカフェは、2017年5月にオープンしたばかりの本屋さんです。
こちらは新館の児童書専門のお店なので、親子で訪れる方はもちろん、お孫さんへの本を選ぶおじいちゃん・おばあちゃんや、保育や教育の勉強をしている学生さん、現役の先生達の利用が多いのが特徴です。
絵本や児童文学など、お子さん向けの専門書が多数あるので、「子ども向けの良い本はないかな」と探す時はぜひお立ち寄りください。
読書好きな方や専門書を探す方の中には、かなり昔の本を求める方もいますよね。
そんな方におすすめの本屋さんが、神保町駅から徒歩約3分の場所に立地する大屋書房です。
こちらは、先ほどご紹介した東京堂書店より8年も前の1882年(明治15年)に創業した本屋さんで、江戸時代に刊行された書物が揃っていますよ。
和本・浮世絵・古地図など、当時の貴重な作品ばかりが揃っているため、江戸時代のことを知りたい方におすすめのお店です。
まとめ
多彩な本が揃い、読書家や専門書探しをしている方にとって貴重なエリアとなっている神保町。
インターネットで本や電子書籍が買える時代となった今も、古書店街までしっかり残り活気づく本の街は、まさに本好きの方のための街です。
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