部屋探しの際に、鉄骨造・木造・RC造という造りをよく見かけるかと思います。
近年では、鉄骨造や木造に加えて、国土交通省が利用をすすめているプレキャストコンクリート造(PC造)という造りがあるんです。
そこで今回は、賃貸物件の建物構造の一つであるプレキャストコンクリート造(PC造)の概要とメリット・デメリットについて解説していきます。
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プレキャストコンクリート造(PC造)とは?
PC造とは「プレキャストコンクリート造」の略で、賃貸物件を建てる際にそのまま組み立てることができるように、工場であらかじめ作られたコンクリートを使用した製品や資材などを指します。
そして、よく似た造りにRC造(鉄筋コンクリート造)というものがあり、この造りとはいくつか異なる点があります。
たとえば、「工事にかかる期間」、「天気や気温による影響」、「デザインの自由度」などが挙げられます。
RC造の場合、その場でコンクリートを打設するため時間がかかり、天候が品質に影響しやすいです。
ただし、現場で施工をおこなうため、デザインの自由度は高いです。
一方PC造の場合、工場であらかじめの形はできあがっているため、期間短縮が可能で、天候によっての影響は受けません。
しかし、既製品になるので、デザインの自由度は少ないです。
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プレキャストコンクリート造(PC造)の賃貸物件のメリットとは?
PC造にはさまざまなメリットがありますが、今回は3点ピックアップして解説します。
耐震性
鉄骨造の場合、地震によって建物が揺れることで構造を守る性質がありますが、PC造は性質が異なります。
PC造はコンクリートで造られているため、鉄骨造の建物に比べて地震での揺れ自体が少なくなるのです。
そのため、倒壊リスクが少ないといった点がメリットといえるでしょう。
耐火性
木造や軽量鉄骨造は、火によって建物が燃え、建物自体が変形しやすいといったことが挙げられます。
それと比較し、PC造はコンクリートでできているため、約1000℃の熱に2時間さらされても強度が下がらず、変形しにくいのです。
そのため、万が一火災が発生した際も、倒壊などで逃げ遅れてしまうといったことは少ないでしょう。
防音性
PC造はコンクリート造の建物なので、防音性は木造や鉄骨造よりも高くなっています。
PC造の防音性能は、子どもの鳴き声や走り回る音が聞こえるか聞こえないかといったレベルです。
そのため、遮音性に優れているため、騒音トラブルのリスクが低いといった点もメリットでしょう。
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プレキャストコンクリート造(PC造)のデメリットとは?
PC造のデメリットとして、取り扱う業者が少ないことが原因で、トータルの建築コストや家賃が通常より少し高い点が挙げられます。
また、何らかの理由でリフォームをおこないたいとなった場合、変更が難しいといった点も挙げられます。
そのほかにも、コンクリートの性質上、気密性が高く、空気がこもって結露が発生しやすいため、エアコンなどで調整が必要でしょう。
そして、PC造は物件数がすくないことも多く、希望のお部屋を探しづらさもあげられます。
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まとめ
PC造とはプレキャストコンクリート造の略で、コンクリート壁などをはじめから工場で作り現場で組み立てる工法を指します。
耐震性や耐火性に優れている一方で、デザインの自由度が少なく、希望としているお部屋が探しづらいといった点があります。
そのため、自分の好みやライフスタイルにあわせて、検討すると良いでしょう。
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