メゾネットは、1つの部屋が2階以上のフロアにわかれた集合住宅を指します。
部屋数が多く上下階にわかれているため自由度が高く、来客時もプライベートを守りやすくなります。
また、天井が広い特性によって開放感を感じることもできます。
今回は、賃貸物件を探している子育て世帯がメゾネットに住むメリットデメリットについて解説します。
子育て世帯の賃貸物件 メゾネットは子どもの足音が響かなくてうれしい
【子ども部屋を2階にする】
子どもの足音が下の階に響くと、騒音トラブルに発展する恐れがあります。
しかしメゾネットであれば2階に子ども部屋を配置することができ、元気に走り回っても1階の自分の部屋に音が響くのみです。
足音が他の人の部屋に響くことが少なくなり、トラブルに発展するリスクを抑えられます。
きょうだいが増えたり子どもの友達が遊びに来たりしても、音を気にせず元気いっぱい遊ばせることができますよ。
【収納が多い】
メゾネットの賃貸物件は空間が広く、収納スペースが多い物件もたくさんあります。
子どもの持ち物や思い出の品は年々増えていくものであり、夫婦の持ち物と合わせると膨大な量になります。
子育て世帯にとって、収納は部屋をきれいに保つという意味でも重要です。
部屋と同様に収納を分けることで、整理整頓がしやすくなるというメリットもあります。
子育て世帯の賃貸物件 メゾネットタイプでの赤ちゃんがいる場合の注意点
【移動距離が長くなる】
寝室を2階にしている場合には、ベビーベッドも2階に配置することが多いでしょう。
しかしリビングやキッチン・洗濯機などはたいてい1階に配置されるため、大人は普段1階で家事をして過ごすことが多いでしょう。
そうなると、家事をしているときなどに2階で赤ちゃんが泣いた場合にはわざわざ上のフロアに移動しなければならず動線が長くなります。
それを改善するためには1階にベビーベッドを置く必要があり、そうなればベッドが2つ必要になるということもあります。
【転落の危険】
赤ちゃんが成長すると、大人が考えもしない動きを見せます。
ハイハイやよちよち歩きを始めたらどこに行くのかもわからず、一気に危険が多くなります。
そんな時期に2階で過ごしていると、大人が少し目を離したすきに転落事故などの危険があります。
その対策として、ベビーゲートなどを活用する方法があります。
【睡眠を妨げない】
赤ちゃんがいるご家庭では注意すべきデメリットもありますが、メリットも存在します。
たとえば1階で家事をしている間に赤ちゃんを2階で寝かせておけば、家事の音で赤ちゃんを起こしてしまう心配が少なくなります。
1階でばたばた忙しく動いたりきょうだいが騒いだりしても、2階にはそれほど音が届きません。
赤ちゃんを2階に寝かせておくのが心配なら、ベビーモニターを使っていつでも赤ちゃんの様子がわかるようにしましょう。
今回は、子育て世帯がメゾネットの賃貸物件に住んだ場合のメリットとデメリットについて解説しました。
賃貸物件では思いのほか足音が響きやすいですが、メゾネットタイプにすることで子育て世帯でも足音の心配が少なくなるでしょう。
赤ちゃんがいる場合は注意すべきポイントもありますが、同時に大きなメリットもあります。
子どもの成長を見越して引っ越しを考えている人は、ぜひメゾネットタイプを検討してみましょう。